木崎さんが選ぶMVPは意外にも…

――先制点の鎌田選手、2ゴールをあげた上田選手の活躍がありましたが、木崎さんがMVPを選ぶとしたら誰でしょう?

冨安選手ですかね。先発して、マッチアップした相手の10番ハンニバル・メイブリというプレミアリーグでもプレーする危険な選手を、タイトに潰せました。

チュニジアというチームは、堅守の中でメイブリが変化をつけるのが今までのパターンだったので、彼に仕事させなかったっていうのはMVPに値すると思います。

チュニジアの武器を削ぐことができたんで、大きかったと思いますね。初戦のオランダ戦出途中出場しましたが、この試合では先発して、冨安が非常にうまく機能したことが大きかったと思います。

――今季は怪我のためシーズンを通してほとんどプレーできない中、ギリギリW杯に間に合ったと思いますが、冨安選手の怪我の状態は大丈夫でしょうか?

大丈夫だと思いますが、再発のリスクは常に気をつけなきゃいけないですね。そのあたりを考慮して後半途中で交代したのだと思います。

――次戦となるスウェーデン戦に向けての改善点があればお願いします。

最後、若手の後藤啓介選手や鈴木唯人選手が途中出場で出てきましたが、少し「俺が俺が(活躍してやる)」という意識が強くみられました。もちろんそれもいいことだと思いますが、多くの選手がW杯デビューできたことで、次戦はさらに期待したいです。

惜しい突破を見せた鈴木唯人選手 写真/JMPA
惜しい突破を見せた鈴木唯人選手 写真/JMPA

あとは、チュニジア戦に関しては結局それほど強くない相手に勝った、勝たなきゃいけない相手に勝っただけとも言えます。ここは最低ラインのノルマをクリアしただけですから、ここからまたリセットしてスタートする必要があるのではないでしょうか。

取材・文/集英社オンライン編集部