「右から左へ受け流す」の歌、発案のきっかけは?

――「右から左へ受け流す」の歌は、どのようにして生まれたんですか?

ムーディ勝山(以下、同) 僕はもともと関西で漫才コンビを組んでたんですが、家でネタづくりに詰まった際、なんとなく口ずさんだのが、「右から左へ受け流す」の歌だったんですよ。

――では、あの印象的なフレーズは、緻密に作り込まれたものではなく、たまたま口ずさんだものだったんですか?

そうなんです。誰しもしょうもない歌を一人で口ずさんだりするじゃないですか。そんなノリで口ずさんだのが「右から来たものを左へ受け流すの歌」のほぼ完成形だったんです。出だしの「チャラチャッチャッチャラッチャー」から1分半ぐらいアドリブでスラスラでてきたんです。

――それはすごいですね。

歌いながら、「これ、面白いかも!」って思って、自分でめちゃくちゃ笑っちゃったんですよ。「とんでもない名曲が生まれたかも」って(笑)。すぐ録音して、同期の芸人仲間を呼んで聴かせたら大ウケで、「もっと長く、しつこくやったほうがいい」と言われて。そこから3分半のロングバージョンを作りました。

――それは芸歴何年目のときだったんですか?

芸歴5~6年目くらいですね。ちょうど25、26歳の頃でした。

――そんなにお若い頃だったんですね。

モニター1人で判断するのは不安だったので、芸人仲間と居酒屋に行ったんです。そこで接客してくれた女性店員さんに「すみません、ビール頼むので、1曲聴いてもらっていいですか?」ってお願いして、営業中にもかかわらず聴いてもらったんです。そしたらそのお姉さんもすごく笑ってくれて、「これはいける!」って手応えを感じてネタにしました。

「右から来たものを左へ受け流すの歌」で当時、紅白への出演を果たしたムーディ勝山さん
「右から来たものを左へ受け流すの歌」で当時、紅白への出演を果たしたムーディ勝山さん
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