自身が思う、騎手としての最大の武器は?
――ところで、ご自身のジョッキーとしての最大の武器は何だと思われますか。
まあ人に好かれることが多いかなと思います。
――それが一番最初にきますか。
はい。僕は技術でここまできてるんじゃなくて、コミュニケーションというか、人間関係でここまで来てると思ってるので。周りもそういうふうに思っているんじゃないですかね。
――それはかなりご謙遜も入っていると思いますが、「技術」「メンタル」「人間関係」で人間関係が一番だとすると、次は何がきますか?
メンタルですかね。なかなかへこたれないっていう面はあると思います。で、さっきからお話しているとおり、技術は最後です。ほんとにこうたくさんの人に支えられて、助けられて、ここまでこられたなっていうのはあります。
――書籍のタイトルにもなっている「やり抜く力」という言葉に込めた思いを教えてください。
この本を書くにあたって自分を振り返ってみて、いくつかタイトルを出していただいた中で、「これだ」ってぱっと決まったんです。ずっとジョッキーとしてリーディングを取りたいって思ってから、何があってもやり抜いてきたなっていうのが自分の中にあって。だから本のタイトルにもぴったりかな、と。
――それはやはりメンタルが強いということでしょうか。ご自身を天才ではない、努力の人だと思われますか。
天才ではないですから、そういう意味では努力の人なんですかね。ただ、僕の中に「努力」って言葉はなくて。努力というか、なんか当たり前のことだと思ってるんですよね。
つらいことでもきついことでも、ジョッキーでうまくなりたい、リーディング取りたいってなれば当たり前のことだと思っていて。それが努力とはまったく思わないです。やりたいことをやっていればそうは思わないというか。












