監督を直撃!

こうした人気の高まりを受け、2025年12月から公開されたseason2では、時間経過により少し関係性の変わった2人の様子が描かれることに──。

これまで鎧を纏っていたセアがハユンとの出会いで少しずつ心を溶かされるも、嫉妬心からハユンに「じゃあ、キスして」とせがむ姿や、社会人として背伸びしながらもセアに一途な愛情を注ぐハユンの姿など、安定した恋人同士の関係性が多くの支持を集めています。

season1よりも確実に距離が近づいた season2のセアとハユン
season1よりも確実に距離が近づいた season2のセアとハユン
セアが普段なら決してできない本音を吐露する場面もあり、文字通り視聴者を狂わせた
セアが普段なら決してできない本音を吐露する場面もあり、文字通り視聴者を狂わせた

ドラマ「ON&OFF」season2(字幕選択で日本語視聴も可能)ドラマ「ON&OFF」

そして2026年3月現在展開中の season3では、セアに好意を寄せるゲストキャラクターに翻弄されるハユンと、ハユンと一生を共に過ごすと決めながらも家族に関係を打ち明けられずにいるセアの葛藤などが、シリーズ初となる2部構成で描かれていきます。

ドラマ「ON&OFF」season3 EP.1(字幕選択で日本語視聴も可能)

これまでセアに翻弄されてきたハユンによる逆襲で始まったseason3
これまでセアに翻弄されてきたハユンによる逆襲で始まったseason3
season3のキーアイテムとなっているカップルリング、2人の運命やいかに……
season3のキーアイテムとなっているカップルリング、2人の運命やいかに……

異例のヒットを記録するWebドラマはどうやって生まれたのか、韓国へ飛んだ──

韓国に到着。season2に登場するキーアイテム「HALLS」を携えていざ撮影現場へ
韓国に到着。season2に登場するキーアイテム「HALLS」を携えていざ撮影現場へ
ここが「ON&OFF」の撮影を行ったハウススタジオの内部だ
ここが「ON&OFF」の撮影を行ったハウススタジオの内部だ

「LGBTQコミュニティを通じて温かい関心と応援をいただいてきたからこそ、期待を裏切るような作品ではお返ししたくないという、私なりの哲学があります」──そう語るのは韓国のドラマ制作会社・Sukfilmの代表で「ON&OFF」シリーズの監督。同社が手掛ける全てのシリーズに携わっている監督に、まずはお話を伺った。

Sukfilmの代表。同社の作品に俳優として出演した経験も持ち、「ON&OFF」シリーズでは監督を務めている
Sukfilmの代表。同社の作品に俳優として出演した経験も持ち、「ON&OFF」シリーズでは監督を務めている

── SUKFILMの設立背景と、会社の始まりについて教えてください。

最初は、「テレビでは扱いにくい、より素直でリアルな20~30代の物語を作ってみたい」という思いから始まりました。 2021年4月4日にYouTubeに「Sukfilm」のチャンネルを開設しました。

── YouTubeをメインのプラットフォームに選んだ理由は。

さまざまなアイデアを自由に広げられるプラットフォームだからです。YouTubeは国境を越えて誰でもアクセスできて、比較的小規模な制作会社でも自由にさまざまな挑戦ができる環境だと考えました。新しい形式のドラマを実験してみるうえでも、適したプラットフォームだと感じました。

── YouTubeベースのドラマ制作会社は珍しいと思うのですが、強みと難しい点を教えてください。

最大の強みは、視聴者の反応を素早く確認し、それを作品に反映できる点です。
一方で、距離が近い分、小さなミスや議論が起きた際に、チャンネルの雰囲気や再生回数、登録者数にすぐ影響が出る可能性があるため、その点は常に慎重であるべきだと考えています。

──収益構造については安定しているのでしょうか。

実際のところ、月ごとの収益が黒字に転換してからまだ期間も経っていないため、今でも収益構造が完全に安定したとは言いがたいです。YouTubeチャンネルはいつ状況が変わってもおかしくないため、常に緊張感を持って運営しています。

「この2人の俳優がいなければ『ON&OFF』は存在しなかった」韓国発のWebドラマが異例の世界的ヒット! 監督が明かす裏側_18

──「Sukfilm」といえばボーイズラブ(BL)、ガールズラブ(GL)といったLGBTQを題材にした作品に定評があります。こうしたジャンルに特化するようになった理由を教えてください。

以前からBLとGLというジャンルに関心がありました。最初に関連作品をチャンネルにアップロードした際、韓国国内だけでなく海外からも多くの視聴者の方々が温かい反応を寄せてくださり、その経験がこのジャンルを継続して作り続けるきっかけになりました。

──社内で最初にヒットした作品と、これまでで最も大きな成果を上げた作品をあげるとすると。

すぐに思い浮かぶ作品としては「Blue Boys」と「ON&OFF」シリーズがあります。特に「ON&OFF」シリーズは、累計再生回数700万回以上を記録し、SUKFILMチャンネルを多くの方に知っていただくきっかけになった作品です。