「忘れて!日暮くん…の巻」(ジャンプ・コミックス第81巻収録)

今回は、『こち亀』きっての名物男、日暮熟睡男(ひぐらし・ねるお)が登場するお話をお届けする。

1992年に覚醒した日暮は、1989年から導入された消費税をボッタクリと勘違いして大暴れ。なんとか諫めた両さんだったが、実は日暮に対してとある隠しごとをしており……!?

日暮の初登場は、「うらしまポリスの巻」(ジャンプ・コミックス第21巻収録)でのこと。モスクワオリンピックが開催された1980年に、「週刊少年ジャンプ」39号に掲載されたエピソードだ。以降、彼は基本的に4年に一度、夏季オリンピックが開催される年にのみ登場するという、40年間という途方もない連載期間を持つ『こち亀』でしかありえないキャラクターだ。

なぜ4年に一度しか現れないのかというと、極端なまでのものぐさな性格で、いったん床につくと4年間眠り続けてしまうためだ。

ただし、さまざまな超能力を有しておりその力で数々の事件を解決してるため、欠勤を続けても警察をクビにならずに済んでいる。長期にわたる眠りは、超能力を使うことによる極度のエネルギーの消費の結果でもある。

なお目覚めてすぐには調子が出ず、完全に覚醒するまでは時間がかかる。

日暮の超能力は、当初はポラロイドカメラに未来の出来事を映し出す「予知能力」のみだった。だがその力は、登場のたびに進化を続けていく。

物を意のままに動かし破壊できる「念力」、エネルギーを放出してスーパー日暮に進化する「オーラ放出」、遠くの光景を指で囲った空間に投影できる「透視能力」、空を自在に舞う「飛行能力」、自分自身はもちろん人や物を意図した場所に移動させる「瞬間移動能力」、そしてついには過去や未来に行ける「時間移動能力」などを獲得し、近年では超能力全部乗せ状態のチートキャラと化している。

日暮が登場した最新エピソードは、2025年1月に「週刊少年ジャンプ」に掲載された、『超巡!超条先輩』(作:沼峻)とのコラボ漫画となる。次の夏季オリンピックが開催されるのは、2年後の2028年。はたして日暮は、どんな超進化を遂げて現れるのだろうか?

それでは次のページから、名物男・日暮の覚醒と、彼の逆鱗に触れまいとする両さんの悪戦苦闘ぶりをお楽しみください!!