ニセコでも起きた外国人の死亡事故

日本のパウダースノーは「JAPOW(ジャパウ)」と呼ばれ、世界中のスキーヤーを魅了しているが、その陰で起こっている悲劇は新潟だけにとどまらない。

八海山の事故の翌日となる2月2日、北海道のニセコ町でも同様の死亡事故が発生した。

これまでの報道によると、ニセコアンヌプリ国際スキー場とニセコモイワスキーリゾートの中間付近で、バックカントリーをしていたオーストラリア国籍の男性(27)が遭難し、死亡した。男性はワーキングホリデーを利用して来日し、現地のホテルで働いていたという。

ニセコアンヌプリ国際スキー場(写真/PhotoAC)
ニセコアンヌプリ国際スキー場(写真/PhotoAC)
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男性は仲間6人と共にコース外を滑っていたが、最後尾を滑走中に姿が見えなくなった。仲間が斜面を登り返して捜索したところ、後方から滑ってきた別の4人組が、心肺停止状態の男性を発見し、心臓マッサージを行なっていたところだったという。男性はその後、死亡が確認された。

新潟と北海道、場所は違えど、共通するのは「外国人グループ」による「コース外」での事故という点だ。

インバウンド需要の回復とともに、日本の雪山に対する知識や装備、そしてルール遵守の意識が不十分なまま、手付かずの雪を求めて危険地帯へ踏み込むケースが散見される。

SNS上ではルール違反者や遭難者に対して「雪山なめるな」「迷惑かけるな」といった非難の声が書き込まれている状況だ。

大自然の雪山は、一歩間違えれば死と隣り合わせの場所でもある。その境界線である「ロープ」を越えることの代償は、あまりにも大きい。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班 サムネイル/Shutterstock