「過半数割れなら辞任」高市首相の背水の陣
維新の短い「前座」の後、高市首相は26分間の独演で独自色を前面に押し出した。「責任ある積極財政」を掲げ、植物工場や核融合炉、宇宙産業への投資など、「危機管理」と「成長」をセットにした政策を熱弁した。
さらに、維新との連携によって長年の悲願であった「国旗損壊罪」の提出が可能になったことなど、保守・改革色の強まりをアピール。そして演説の終盤、高市氏は声を張り上げた。
「自民党と日本維新の会で過半数を取れなければ、私は内閣総理大臣を辞める」
現在の不安定な少数与党では政策が進まないとし、自らの進退を懸けて信任を求めたのだ。
この「背水の陣」は、聴衆にどう響いたのか。現場の声からは、政治家の熱気とは異なる、有権者の冷静でシビアな現実が見えてきた。
例えば、メディアや野党が追及を続ける「政治とカネ」の問題については秋葉原に集まった若者たちの反応は冷ややかだ。前出の20歳男子学生がいう。
「裏金問題については、正直『いつまでやってんのかな』って思いますね。選挙のたびに裏金、裏金って。結局何が問題だったのか、根本的な原因が明るみに出ないまま、ただ批判ばっかり続いているのはどうなのかなと」
彼は、野党の姿勢についても厳しい。「野党、特に立憲とか中道に関しては、何がしたいのかイマイチ分からないですね。くっついちゃって、憲法観とかも結構矛盾してるし、『どっちに行きたいの?』って感じで」と切り捨て、むしろ経済対策や政策のスピード感を重視して自民党を見ているという。













