「バッカス両津!の巻」(ジャンプ・コミックス第74巻収録)

今回は、両さんが花見の場所取りでひと儲けを企み、ついでに酒を飲みまくるお話をお届けする。

日本の春の催しとして、桜や梅を愛でる花見がある。実に風情のある行いなのだが、花見といったら酒宴がつきもの。そして泥酔しての大騒ぎや後始末をきちんとせずに帰ってしまう人々によってもたらされるゴミ問題などが、必ず話題に上がっている。

せっかくの雅な習慣を汚さぬよう、酒飲みたちには自ら肩身を狭くするような振る舞いを控えてもらいたいものだ。

本作での両さんだが、当然のように飲む。飲んで飲んで飲みまくる。日頃の鯨飲馬食ぶりから、大原部長に「人間ポリバケツ」の異名を授かったこともある両さんだが、本作では、業務用ポリバケツいっぱいの酒を飲み干す描写が見受けられる。さらにはドラム缶1本分を飲んだとの言及も!

……と自らの身体の容量を超えた酒を摂取しているわけで、飲酒というよりはアルコールを体で濾過していると言った方が適切かもしれない。

なお“普通の人間”は、血中アルコール濃度0.4~0.5%程度で急性アルコール中毒による死の危険に見舞われる。ちなみに男性の血液量は体重の約8%。両さんの場合は体重70kgほどなので、およそ5.6kg=5.6リッターだ。

もっとも本作における両さんの場合、数10リッターのアルコール成分を摂取していると思われるので、もはや血中アルコール濃度の計算をしたり肝臓のアルコール分解機能の限界を気にしたりするのがバカらしくなってくる。

なお本作のラストでは、部長から「バッカスの生まれ変わり」だと呆れられてしまうことに。バッカスとは、ギリシャ神話において酒と豊穣を司る神の名前だ。

樽酒イッキも両さんならまず楽勝だろう
樽酒イッキも両さんならまず楽勝だろう

それでは次のページから、両さんの商才と常識外れの酒豪ぶりをお楽しみください!!