目標としている俳優はいかりや長介さん
俳優としての肥後を見ていると年々、いかりや長介さんを感じることがある。そんな個人的な感想を伝えると、
「カッコよかったですよね、長さん。ドリフターズは、コント内でもずっとお芝居をされてきましたから。お年寄り役をやったらお年寄りに見えるし、子ども役をやったら子どもに見える。みんなそれっぽく見えるから、意外と気づかないんですけど。そういえば、大河ドラママニアの松村(邦洋)にも『リーダー、あの役、いかりやさんそっくりです』って言われた。『似てるのかな?』と思って見てみたら、自分でも『確かに長さんっぽいわ』と思って」
最近、高木ブーさんとやった『雷様』のコントでも同じことを感じたという。以前は、いかりやさんの雷様のモノマネをしていたそうだが、
「ここ最近思うことは、モノマネが上手くなったんじゃなくて、俺の年齢が長さんの享年に近づいているってこと。肌感とかもね。僕が目標としている俳優はやっぱり、いかりやさんでいいと思います。『踊る大捜査線』(フジテレビ系)の和久(平八郎)さんのようなハマり役、を自分が生きている間にできたらいいなって思います」
そんな肥後が今後、目指している役者像とはどんなものだろうか?
「喜劇役者になれたら最高だなと思いますけど。三木のり平さん、伊東四朗さん……いろんな喜劇役者がいますけど。あとは、『トメ』ですね。クレジットがバーッと流れて、最後にひと間あって『肥後克広』。1回でいいからトメをやってみたい。でも、今後俺がどんな役者になろうとも、プロフィールには『ダチョウ倶楽部リーダー』ってまず書かれると思うけどね(笑)」
と、とても愉快そうに笑った。肥後がトメ俳優になる日は、そう遠くはないような気がした――。
取材・文/池谷百合子 撮影/佐藤靖彦
後編に続く












