「XのTikTok化」が破滅を加速させる
ガレソ Xの仕様が変わったことも、かなり大きい気がします。ちょっと前まではフォロワー数が正義で、「フォローしている人のポストが流れてくる」仕組みでした。それが最近になってXがTikTok化しまして。
誰をフォローしているとかは関係なく、直近にいいねしたり、リポストしたコンテンツに関連するものをXの運営側が勝手に持ってきて、おすすめに表示するっていうのが主流になったんです。
Z李 アルゴリズム化したことで、一気に変わったよね。ひとつの投稿にどれだけ長く滞在したかもかなり重要になっていて、本来読まれるべき意味のあるコンテンツより、「鼻ほじりながら見れるどうでもいい動画」ばかり再生されるようになったり。
ガレソ リポストするという競技がまるで変わってしまったんですね。どうでもいい動画とか、先ほどもお話にでたような「いいねが付きやすい政治系」の話とか。そういうコンテンツが「よい」と判断されて、Xに拾われていくんです。
そうすると、「フォロワーを伸ばすためにいいコンテンツをたくさん発信する」ではなく、「フォロワーは伸びなくてもいいから、Xの運営に拾われるようなコンテンツを作る」のが最適解となってしまう。僕はこれに萎えてしまって……。Xにポストするモチベーションがどんどんなくなっています。
Z李 それはそうなるよ。
ガレソ Xの運営側の思惑としては、フォロワーを集めた人たちがインプレッションという権力を持ちすぎるよりも、自社でコントロールしたいっていう考え方があるようにみえますが。僕としては、フォロワーという数字のハイスコアを更新するゲーム感覚で今までやってきたので、面白みが失せてしまって。












