秦野市から真矢へファンのメッセージ

秦野駅のすぐ近くにある観光案内所。その入口横に設置された投函ボックスを訪れると、この日もファンがメッセージを書いていた。2020年から大腸がんのステージ4と闘い、さらに新たに脳腫瘍の診断も受けたと公表した真矢に、応援の声を届けようと市が動いている。

観光案内所のメッセージボックス
観光案内所のメッセージボックス

メッセージを投函しに訪れた40代の秦野市在住の女性はこう話す。

「真矢さんはドラマーでもありますが、太鼓も小さな頃からやっていて、私も小学校のころから同じように太鼓をやっていて、しかも中学校が同じなんです。だからすごい身近な感じで、今回メッセージを送りたいなって思いました。私の友達もすごいファンで、今も電話で『今から書きに行くね』って話していたところなんです」

ファンが書いた真矢へのメッセージ
ファンが書いた真矢へのメッセージ

LUNA SEAのメンバーは、ボーカルのRYUICHIを除く4人が秦野市出身。真矢とギターのSUGIZOは高校の同級生で、ベースのJとギターのINORANは子どものころからの幼馴染だ。今回インタビューした女性の友人は、INORANの弟と今もバンドを組んでいるという。秦野市とバンドとの近さを感じさせるエピソードである。

また、別の40代女性は「秦野で生まれて、今は別のところに住んでいるんですが、今回これを書きに秦野まで来ました」と話した。

「学生の頃にLUNA SEAを知って、そこからライブもよく行っています。2月の東京ドーム公演とか、節目のライブには必ず行ってきました。今回病状を知って、率直にびっくりしました。あの東京ドームでも隠してやっていたなんて全然思えなかった。本当にすごいパフォーマンスでした」

真矢に何と伝えたいか尋ねると、彼女は「ずっと大好きです。信じて待ってるのでゆっくり休んでください」と答えてくれた。

メッセージを書くために秦野にまで来る人も
メッセージを書くために秦野にまで来る人も

メッセージボックスを見守る観光案内所のスタッフも、日々の反響を感じ取っている。

「メッセージを書きに来るみなさんと詳しく話すわけではないのですが、県外からもわざわざ来てくれている人が多く見られます」