「キツツキパニックの巻」(ジャンプ・コミックス第58巻収録)
今回は、両さんがキツツキの世話を焼くことになるお話をお届けする。
キツツキといえば、木をクチバシで突くことでおなじみだが、実は「キツツキ」という名の鳥は存在せず、分類上の総称なのだという。日本にはアオゲラ、ヤマゲラ、クマゲラ、アリスイ、オオアカゲラ、アカゲラ、ノグチゲラ、コゲラ、コアカゲラ、ミユビゲラが生息している。
本作で登場するキツツキは人間の言葉を理解してしゃべり、両さんと丁々発止のやりとりを繰り広げる。もちろん現実でも、オウムなどのように人間の言葉をマネする鳥はいるが、自由自在に人間と会話をすることなどできない。
ちなみに、鳥独自の「言葉」というものは実在しているようだ。シジュウカラを例に挙げると、ピーツピ=警戒しろ、ヂヂヂヂ=集まれ……といったように、鳴き声の種類ひとつひとつに意味があり、また文法も存在してるという。
それでは本作をお読みいただく前に、『こち亀』にときおり登場する、人間並みの知能を有している生き物を少しご紹介しておこう。
贅沢三昧のワニに振り回される!?
パチンコの景品で生きているワニを取ってきた両さん、高く売ろうとワニを飼育しはじめる。ところがワニは調子に乗り、贅沢三昧の日々を送るように。出費の多さに根を上げた両さんは、ワニに自分で稼ぐよう申しつけるのだった。
「芸人!?ワニ公!の巻」(ジャンプ・コミックス67巻収録)
カラスが両さんに復讐を遂げる!
警察署内で紛失物が即発し、両さんが真っ先に疑われる。犯人はカラスだったが、それをいいことに、両さんは自分の悪行の数々をカラスのせいに。怒ったカラスたちは、両さんへの復讐を誓う……。
「とんだ完全犯罪!?の巻」(ジャンプ・コミックス第118巻収録)
両さんにこき使われたヤギ軍団が氾濫を起こす!
知人からヤギを借り受けて除草業をはじめた両さんは、その儲けにウハウハ。だが酷使されたヤギたちが集団脱走を計って署長や部長のいる草花の展示会場に突入し、貴重な草花を食い散らかす! かくして両さんは、壮絶なお仕置きをされるはめに……。このお話は、10月25日からお届けするので、お楽しみに!
「両津ヤギ堂の巻」(ジャンプ・コミックス第198巻収録)
それでは次のページから、両さんとしたたかなキツツキとの対決をお楽しみください!!



















