「決められたことをやる」だけでお客さまの心の扉は開く

笑顔はお客さまに「敵ではない」の第一印象を与えました。そのホッとした心に、さらに心地良さを与えることで心の扉は徐々に開いて行きます。

人が心地良さ、快楽、幸福を感じるのは、脳内で作られるエンドルフィンというホルモンの働きによるものです。エンドルフィンは「幸福ホルモン」とも呼ばれています。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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アプローチのトークは、この「幸福ホルモン」を生成し分泌を促すために必要なものです。トークの技術には「褒める」「同意する」「反応する」の3つがあります。

はじめてのお客さまへの営業は、誰でも緊張するものです。けれども、その最初のアプローチの目的はたった1つ。

お客さまの心の扉を開くことだけです。

そしてやるべきことは、「幸福ホルモン」が脳内生成するトークだけ。その技術は3つの手法を使うだけなのです。笑顔と同じで、作業だと思ってやってみましょう。

その時間は数分から10数分です。始まれば、必ず終わるこの時間に「決められたことをやる」だけだと思えば、過剰に緊張することはなくなります。