告白すると「え、マジで?」その後の関係は…
3回目のデートの2軒目で夜景の見えるバーに行って「付き合ってほしい」とBさんに伝えると彼女の反応は「え、マジで?」だった。
「終始『なんで?』というような反応だったので『今までのデート見てわかるでしょう。真剣だから安心して』と伝えました。歳の差を気にしていたので『確かにBさんは年齢より落ち着いて見えるけど、まだ20代だもんね。でも気にしなくて大丈夫だよ』と伝えました」
その日の返事は保留。これは押せばいける! と感じた山中さんは今までのように、毎週デートに誘ったが、返信はたまに返ってくるものの、会うことはなくなってしまったそうだ。
「何か不安なことがあるなら解消してあげたいと思って電話をしたら、出ずに切られて『おぢアタックww』とだけLINEが来ました」
ここで“おぢアタック”という単語を初めて知った山中さんは、早速検索し「言葉を失いました」とうなだれる。
「35歳以上の男性が8歳以上年下の女性を口説く迷惑行為って、まさに僕のことじゃん!って。8歳年下の女性からしたら、僕は恋愛対象にならないの!? って。だって結構芸能人とか10歳下とか、20歳下とかと結婚しているじゃないですか?えぇって…」
Bさんとの出会いのきっかけを作ってくれたとも言える後輩にもこの話をしてみたが「さすがにキツいですよ、先輩…」と言われてしまったそうだ。
「女性側からアプローチされて付き合うのはアリだと思うけど、自ら11個下の女性を口説くってちょっと」…と。
じゃあなんでデートに来たのか?って聞くと『あわよくばタクシー代もらえるかな?って思ったか、タダ飯程度にしか思ってないと思いますよ。そもそも3回誘って1回くるのは全然脈ないです』と辛辣なことを言われました。そう言われてみたら、Bさんはせっせとご飯やカクテルの写真撮ってたなぁ…」
山中さんは自分がまさか恋愛対象にすら入っていなかったという事実が受け入れられず、しばらくは恋愛をお休みするという。
「まだまだ自分は若いと思っていたけど、アプローチを“おぢアタック”なんて言い方される域まできていることに驚きました」
そんな山中さんに同世代の女性は恋愛対象にならないのか?というと「アラフォーはちょっとね…」と眉間に皺を寄せていたのが印象的だった。
絶対に35歳以上の男性が【8歳以下の女性を口説いたらいけない】【犯罪になる】というワケではないが、相手の女性との関係や自分の立場によってはハラスメントにもなりかねない。口説く女性の選択は慎重に…。
取材・文/吉沢さりぃ