海偉先生は私の足元で足を開いて正座しているような態勢でした
我が子が練習している教室内でCさんはわいせつ行為を受けたと主張する。
法廷での描写があまりにも生々しく、詳細は控えるが、その後、小西被告はCさんに性交渉を持ちかけ、Cさんは最初は何が何だかわからなかったもの、気付いた際にこれを拒否、「おかしいですよね」と小西被告を“問い詰めた”と主張する。
「小西被告は『そうですよね』と悪いことをしたと認めて反省しているような様子でした。その後、私は卓球場をそのまま出ました。子どもはそのままレッスンを受けていました」(Cさん)
いっぽう弁護人の反対尋問では、被害届を出した経緯や、小西被告がCさんに断りなく臀部に触れたり腰を押さえたりするなどして体に触れることはなかったこと、陰茎を押し当てたがこすりつけることはなかったことなどを確認していた。
また、裁判官はマッサージを行なっていた時の小西被告の位置や陰茎を当てられた時間などを尋ねていた。
Cさんが被害にあったのは2019年6月初旬ごろ。当初Cさんは警察にも誰にも話さず隠しておこうと決意していたという。
その理由について「子どもが卓球を習えなくなるのではないか? (被告の)奥さんや娘さんを傷つけてしまうのではないか? そう思うと被害の申告はできませんでした」と証言していた。
ところが2024年にネットニュースで自分と似た被害にあったという女性の記事を見たことによって、『処罰感情というよりは、同じ被害者を出したくない、他の人が巻き込まれてほしくない』という思いもあり被害届を出すことにしたという。
小西被告に対して『先生という立場を利用してわいせつなことをしたことを認めて反省してほしいです』と語ったCさん。無罪を主張する小西被告の耳にCさんの言葉はどう響いたのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班