清水社長は「日枝の説明責任はあるのかという点ですが…」
報告書によると、前日の26日までにフジの常勤取締役らは港、嘉納両氏の退任を決め、空席となる代表取締役に遠藤龍之介副会長を充てる案を出していた。ところが当の遠藤氏が日枝氏にこの案を確認すると日枝氏が否定し、実現しなかったというのだ。
結局、金光修FMH社長がFMH専務だった清水氏をフジの代表取締役社長とすることを会見当日の27日になって提案し、これをFMHとフジの取締役会が承認していた。
第三者委は清水氏の社長就任は「日枝氏から何らかの影響力行使があったとは認定できなかった」としている。しかし、日枝氏が反対した遠藤氏が代表取締役社長になれなかった経緯を慮れば、清水氏の社長就任は日枝氏の了承なしだったとは考えにくい。
日枝氏からの説明を求める声に、竹内氏に続いて会見した清水社長は「日枝の説明責任はあるのかという点ですが、取締役の選定は取締役会で決議し株主総会で承認を得るのが本来の姿です。ですので、説明責任を取締役の個人個人が持つのかということに関しては、そこまでではなく、組織として受け持つことになるのではないかと考えています」と突っぱねた。
「再生・改革に向けて」と題した会社の立て直し計画を会見冒頭で長々と述べた後、日枝氏を矢面に立たせないよう腐心した清水氏。
フジテレビの再生はなるのだろうか。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/村上庄吾