フジテレビの人気番組が続々と打ち切り

元タレントの中居正広氏と女性との間に起こったトラブルにより、スポンサー離れなどが問題となっていたフジテレビ。1月に10時間超の記者会見を開いたもののスポンサーは戻らず、いまだにCMのほとんどはACジャパンという状態だ。

窮地に立たされているフジテレビ
窮地に立たされているフジテレビ

1月には港浩一社長らが辞任し、新たな経営体制で改革に臨むとしていたが、株主からはフジテレビの最高実力者である日枝氏の撤退がなければ何も変わらないとの声も上がっていた。

そんな中、ついに日枝氏の退任が発表された。ネット上ではフジテレビの決断を支持する声が多く上がっている。

〈これでクリーンな会社になることを願う〉

〈とうとうサヨナラか これでまたフジテレビも大きく変わるな〉

〈遅すぎたとは思うけどとりあえず大きな一歩。変わってくれることを望む〉

〈退任しても後ろで糸を引いていれば何も変わらないので本当の変革を求む〉

また今回の騒動を受け、フジテレビは社内に20代から40代までの若手社員で構成するフジテレビ「再生チーム」を設置したと発表している。古い体質を変えて、若手を積極的に起用する方向に舵を切っていくようだ。

その手始めとも言われているのが、この春の番組改編。『オールナイトフジコ』『ワイドナショー』『だれかtoなかい』『千鳥のクセスゴ!』『はやく起きた朝は…』などが終了(『はやく起きた朝は…』は地上波レギュラーが終了で、CS放送に移行)。さらに1974年から続く特別番組『FNS歌謡祭』が今年は放送中止となった。

「これはまだまだ序の口で、今後も旧態依然とした番組をどんどん切っていくと予想されます。アラ還の芸人が仕切るクイズ番組、MCの高額なギャラがネックになっている情報バラエティー、最近では動物のびっくり映像ばかりを流すようになったドキュメンタリーなどなど。

制作費が高いのに結果を残せていない番組は、容赦なく打ち切り対象になります。その分、若手が熱を込めた企画をやっていこうとなるわけです」(テレビ局関係者、以下同)

そんな中で、伝説的な番組を復活させるというプランも浮上しているという。