「ママの意地悪」と泣かれてしまって
元パートナーとしての関係性がなくなって、別々に暮らしている今でも、子どもには会わせているんですか?
はい。ただ、いろいろ考えて、数カ月会わせなかった時期があったんですが、そのときに子どもに「ママの意地悪」と泣かれてしまって……。子どもは父親のことが本当に大好きなんですよ。
日々の生活の中でも、「パパに会いたい」「一緒に遊びたい」と素直な気持ちを伝えてくれるので、父親の存在が子どもにとってどれほど大きいのか、私も改めて実感しています。
――ただ、ああいったことが起きたのにもかかわらず会わせるのは、批判の声も上がりそうです。
もちろん、いろいろな意見があると思います。ただ、まだ事情を理解できる年齢ではないので、今の気持ちはできるだけ尊重してあげたいなと。子どもが心から「会いたい」と思っているのに、私の判断だけで無理に止めるのは違うんじゃないかと考えて、今は定期的に会わせるようにしています。
家族の形はそれぞれですし、私たちの選択をすべての方に理解してもらえるとは思っていません。ただ、私にとって何より大切なのは子どもです。子どもの気持ちを尊重しながら、最善の選択をしていきたいと思っています。
いろいろとご心配をおかけしてしまった皆様には申し訳なく思っていますが、新しいスタートを切った今も、どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/松木宏祐
スタイリスト/工藤祐司
ヘアメイク/池上豪