「歯ブラシが血で真っ赤に染まるほど重度の歯周病の客も…」
最近は吉原でもインバウンド客を迎え入れる店が増えているようで、文化の違いから女性従業員に対しひどい扱いをしてくる客もいると、酒井氏は言う。
「インバウンド系の客の中でも、『女性は男性よりも劣位にある』という認識が強い文化圏の方は、髪をつかんで無理やり口淫させようとしてきたり、女の子を物のように扱う人も多いと聞きますね」
ただ、日本人客の中にもこんな困った客はいるようだ。
「首絞めが気持ちいいと感じる女性がいるとか、挿入時に腹をパンチするとオーガズムに達するとか、そういう間違った性知識を持ったお客様がいて、それを女の子に試そうとするようです」
実際に風俗店で働く女性数名にも話を聞いた。
最初は格安店、現在は中級店を経て高級店で働く吉原歴5年のAさん(31)は言う。
「格安店では口臭がきつい、爪が伸びてるといった不潔なお客様もいらっしゃいましたが、歯磨きさせると歯ブラシが血で真っ赤に染まっちゃうくらい重度の歯周病の方などもいらっしゃいました。
でも、そんな方ともキスをしなければいけないので、本当にメンタルがやられました。ただ、不潔な方は店のランク問わずいらっしゃいます」