松本人志の代わりとして望まれている人とは?

実際、2022年から2年連続で審査員をしている山田邦子も、11月初旬時点では、まだ審査員のオファーが来ていないことを明かしていた。

「とはいえ、松本以外の審査員は、例年通りの布陣になると予想されます。中川家・礼二、ナイツ・塙宣之、サンドウィッチマン・富澤たけし、海原ともこ、博多大吉、そして山田邦子の6人は去年から続投でしょう。松本の代わりを誰にするのかという点で、運営は頭を悩ませています」

歴代王者が集結した今年のM-1ポスター
歴代王者が集結した今年のM-1ポスター

SNS上では審査員についてさまざまな予想の声が飛び交っている。

〈NONSTYLEの石田か笑い飯の哲夫かな?って思ってる!〉

〈M-1の新しい審査員若林か粗品がいいなー〉

〈松本さんの代わりに千原ジュニアさんを審査員にするのはどうかという話もあるっぽいけど…〉

〈フット後藤、ブラマヨ吉田、笑い飯哲夫、千鳥大悟、麒麟川島あたりかな? 志らく師匠の返り咲きでも、個人的には全然歓迎〉

番組の事情などと照らし合わせると、いったい誰になるのだろうか。

M-1の審査員は“関東・関西”、“吉本・非吉本”のバランスも重視されている。このバランスを崩さないようにするならば、松本の代役は“関西の吉本芸人”になりそうだが……。

「しかしそれと同じくらいに重要なのが、審査員としての“格”。出場者が『この人になら何を言われても納得できる』という大物でなければなりません。そういった意味では2015年にM-1が復活して以降、本当の意味でM-1審査員としての役割を果たせていたのは松本、上沼恵美子、オール巨人の3人だけでした。

それが、2021年に上沼と巨人が勇退して、いよいよ松本だけに。そして今年、その松本もいないとなってしまうので、その格は絶対に落としてはいけない。M-1の元チャンピオンを予想する声が多いのですが、その枠はすでに礼二や富澤が担っているので、番組としても面白みに欠けます」