企業が語るXでバズった効果
「パソコンは何年も通して使えるものなので“1年分”と記載するのはおかしいかな? と考えたときに、今後“3年分”は少なくとも遊べるであろうモデルをご用意しました。大切に扱っていただければ、“5年分”は持つだろうと踏んでいます」(同社代表責任者・山中貫嵩氏、以下同)
各企業がこぞって行なっているこの1年分プレゼント企画。効果はあるものの、プレゼント代としてかかる広告費もなかなかのもと思われるが、果たして採算は取れているのか。Karasu Gamingが今回プレゼントするのは、定価約35万円のゲーミングPCだが……。
「この企画をきっかけに、現在多数のお客さまや各社さまからお声がけいただいておりまして、ありがたいことに元は取れそうな勢いです。今回の反響に合わせて1番人気のモデルを表示価格から“1万円割引”するキャンペーンも行っているのですが、こちらも驚きの声を多数いただいておりまして大盛況となっています。
私自身が1台のPCのおかげで人生を変えてもらったという思いもあり、このままたくさんの方に弊社のゲーミングPCが届けられるようになればいいなと感じています!」
なお、気になる当選者の決め方は、抽選ツールを使用して平等に決める予定とのことだ。
どうやら、企業にとっても応募者にとってもWin-Winになっているこの企画。そもそも、誰が発端でこのムーブメントが起こったのだろうか。
こうしたポストをさかのぼっていくと、愛媛のみかんを全国に出荷している株式会社乃万青果の産直ブランド「のま果樹園」のポストが発端であるらしいと確認できた。
今年11月3日に「やけくそのお知らせ」と題して、みかん1年分プレゼントキャンペーンをしたところ、そのポストは4000万以上のインプレッション、23万以上のリポストを記録するほどの大バズとなった。
のま果樹園ではこれまでにも1年を通してみかんプレゼントキャンペーンを行ってきたが、「みかん1年分プレゼント」というインパクトはすさまじい反響だったようだ。