2回目の減量は、筋肉がついていて自分好みの体に

─撮影時は105kgまで増やした体重を、再び減量することにしたわけですが、いかがでしたか?

65kgまで落とした時、みんなに「やせた!」と驚かれましたし、自分でも良いと思ってました。でも今思うとよくある体型で、筋量もまだまだだったかもしれません。

「極悪女王」で筋肉をしっかりつけながら増量したおかげで、体重を落としても、前より筋肉の密度が高くなりました。今の方が、前より体重は重くても、むちっと健康的で、自分らしいなって思います。

─「極悪女王」の撮影中、「せっかくやせたのにまた太って」などとネットでよく書かれていましたが、ゆりやんさんにとっては意味のある増量だったんですね。

ただリバウンドしたんじゃなくて、トレーニングで作り上げた体だったから自信がありました。もしあれが自堕落な生活で太っていただけなら恥ずかしくて嫌だったかもしれません。

みんなはそんなことを知らずに好きなことを言ってたので、私は「数年後に見とけや!」って思ってました。

「極悪女王」ゆりやんレトリィバァの体づくり「筋肉をつけながら増量したから、前よりむちっと健康的で自分らしい身体になれた」〝体重至上主義〟には「ほっとけ!」_4

─「極悪女王」を観た人から、「ゆりやんまたやせた!」って驚かれていますが、今がまさにその時ですね。

ダンプさんの言葉を借りるなら、「ざまぁみろ!」です。でも、いろいろ取材していただいて、今回は体作りの本も出す立場で、「偉そうに」と言われるかもしれませんが、やたらと体重の数字にフォーカスされたり、「美ボディを手に入れた!」って言われたりすることに、もう「ほっとけ!」という気持ちがあります。

私は、健康で自分が好きだと思える体になるためにいろいろやってきているだけなので、数字や「美ボディ」といった言葉で片付けんといてほしいんです。