渡邉、少女漫画を読みながら「悶えるのよ!」
――普段から少女漫画は読みますか?
渡邉 私はもも子先生の作品がすごく大好きで。特に『ヒロイン失格』は少女漫画を好きになるきっかけとなった作品ですね。タイトルに反して、圧倒的なヒロイン感がたまらなくて。高校生になったらこんなキラキラした日々を送れるのかなって夢を見させてもらった作品でした。
木村 正直少女漫画にあまり触れてこなかったので、少女漫画と言ったら『あたしの!』だなと思っています。今回このような機会をいただいて、誰しもが憧れちゃうようなシチュエーションが素晴らしいなって思いました。
渡邉 私、すごく気になるんだけど、女の子は少女漫画を読んでいて、男の子がかっこいいと悶えるんですよ! 『あたしの!』で言うと、直己があこ子のことをひょいってお姫様抱っこするシーンとか、たまらなくて! 男性ってどういう気持ちで読むんですか?
木村 分かれると思う! でも、僕の年齢(27)くらいになると「いいね」って思える。ただ、登場人物と同じ年代の頃に読んでいたら思春期なんで、恥ずかしかったかも、大人になってから読むのってすごい楽しい!
渡邉 その領域になるか〜!
――最後にタイトルにかけて、おふたりが「あたしの!」って独占欲をむき出しにしてしまうもの、これだけは譲れないみたいなものを教えてください!
渡邉 私は干し芋です! スーパーで買い占めちゃうので、自分が気づかないうちに他の人に取られまいと「あたしの!」って思っているのかもしれません。
木村 僕はおうち時間!
渡邉 あ、大事だね!
木村 1人の時間を大切にしたいタイプなので、誰かから誘われても時間を確保しちゃいます。素直に「1人の時間欲しいんだよね」って言う時もあれば、ウソのスケジュールを作って、時間を確保することもありますね。
渡邉 すごいわかる! 仕事で、って誰のことも傷つけない嘘だからね。
取材・文/於ありさ
撮影/梁瀬玉実