オスプレイ

戻って乗り込んだ車を走らせていると、今度はメガソーラーがある地点に到達した。「大阪ひかりの森プロジェクト」として運営されている施設だ。

後日サイトを見ると、「企業20社が参加してメガソーラーをつくる、日本で初めての取り組み」とのこと。発電規模は1万キロワット。「地盤が不安定な海面埋立処分場(15ha)での発電事業の困難さを(中略)低減し、安定したメガソーラー発電を実現します」と謳っている。

所々に赤い目印のようなものがあるのが気になった。藤永さんによると、パネルが修繕中であることを示すマークとのことだった。

対岸に舞洲を確認できる北側まで到達してから再度、来た道を戻ってきた。途中、地面から飛び出したガス抜き管の上に、鋭い鉤爪と茶色の羽、白い羽毛の立派な野鳥を見つける。望遠レンズで写真を撮っておいた。

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帰宅してから確認すると、「ミサゴ」だと分かった。「魚鷹」と呼ばれるほど魚取りがうまい。英語名は「オスプレイ」。垂直離着陸できる米軍輸送機「オスプレイ」の名前は、この鳥から取られたという。2023年11月に同機が鹿児島県の屋久島沖で墜落事故を起こした際、思わぬ流れから仕入れたこの雑学を一人想起した。