会見で統一教会とのつながりを指摘されると…
政治的には対立する立場にある野党系の市議からの評判も上々だ。
立憲民主党との関係が深い地元市議の一人は「党は違うけれども、やっぱりいろんな仕事でお会いするじゃないですか。若いけどしっかりされている方という印象です。やっぱりみなさんおっしゃるのは人柄ですよね。
千葉では野田(佳彦元首相)さんもけっこう人柄には定評があったりとかするけど、彼も八千代ですごく評判がいい」と地元での人気ぶりに舌を巻く。
ルックスよし、経歴よし、評判よし。まさに「コバホークに死角なし」といった様子だが、本当に欠点はないのか。
地元で総裁選に向けた懸案店として囁かれているのは、「裏金問題」とともに自民党を窮地に追い込んだ、ある宗教団体との関係である。
ある共産党関係者は「マイナスなことっていうと、統一教会(旧統一教会)のことかなぁ。すでに現役を退いた、ある地元議員を介して教団とつながったようです」と声を潜める。
8月19日の会見でも、この旧統一教会との関係については質問が出ている。
同問題を長年にわたり追及しているジャーナリストの鈴木エイト氏が質問に立ち、「(小林氏の)地元の有力な支持者の中に複数の統一教会の関係者、地区の幹部がいることを確認している」と指摘。そのことへの認識を問い、「岸田総裁以上の厳しい対応を党内、そして統一教会に対して取れるのか」と畳みかけたのだ。
小林氏は「厳しい対応を取る」と即答したものの、自身の支援者と教団との具体的な関係性については「それぞれ私人であり、ひとりひとりのプライバシーに関わる話だ」とコメント。
支援者と教団との関係確認などの対応については、「ひとりひとり聞くことには限界があることは認識いただきたい」と述べるにとどめている。