捻転差のあるスイングは体の感覚で覚える 

バックスイングで捻転差を作る時、当然ですが腰と肩が一緒に回ってはいけません。上半身はしっかりと回しますが、下半身は我慢する必要があるのです。

右ヒザが伸びきって腰が引けた形になってしまうと、腰が回りすぎてしまいます。右ヒザが伸びきらないように意識することで、ストッパーができて腰が45度回ったところで止まります。

捻転差ができると、右の脇腹や右足の太もも裏が伸ばされます。

また、切り返しからインパクトにかけては、伸ばされていた右の脇腹が縮んでいき、左の脇腹や左足の太もも裏が伸ばされていきます。常に体が捻られて筋肉が伸ばされている感覚を覚えておくことで、捻転差のあるスイングになるのです。

POINT:右足の付け根にズボンのシワができるように下半身を我慢しながら上半身を回す
バックスイングでは右ヒザが伸び切らないように意識することで、腰が回りすぎるのを防げる。その時、右足の付け根に指を挟めるくらいのズボンのシワができていれば合格だ

『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より
『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より

NG:腰が回り過ぎてしまうと捻転差が生まれない
バックスイングでは、下半身を我慢することで捻転差が生まれる。下半身が我慢できずに腰が肩と一緒に45度以上回ってしまうと体が捻られず、捻転差を作ることができない 

『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』より
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文/てらゆー サムネイル/shutterstock 

『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』(KADOKAWA)
てらゆー
『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』(KADOKAWA)
2023/3/1
1,980円(税込)
176ページ
ISBN: 978-4046061744

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〇2章 スイングにおける回転は、背骨を中心とした「体の入れ替え」
〇3章 下半身を効率よく使えればゴルフが変わる
〇4章 ポジション毎のチェックポイント
〇5章 クラブ別のポイント
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