小学生の14万4188票が選んだ、おもしろくて大好きな本は? 「ページをめくるたびにワクワク」「想像するだけで楽しい」…「みんなが“どれにしよっかな”って考えた時間があるのがすごくいいなって」〈アンバサダー/又吉直樹〉
子どもたちが本と出会う機会を作り、本をもっと身近に感じてもらおうと、2018年から2年ごとに開催されている『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』。このたび、第4回目のベスト10が決定した。アンバサダーを務める又吉直樹氏や受賞作家らを招いて、2月10日に城西国際大学東京紀尾井町キャンパスで行なわれた結果発表会の様子とベスト10に選ばれた本を紹介する。
大人気絵本作家の新刊は、働いて生きていくことについて考える本
ここまでで紹介した第4回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で、1位『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)、4位『あるかしら書店』(ポプラ社)に選ばれた、ヨシタケシンスケさんの新刊『おしごとそうだんセンター』が2024年2月26日(月)に発売される。
今回の内容は、地球に不時着して仕事を探しはじめた宇宙人が、おしごとそうだんセンターの係のお姉さんと一緒に、働いて生きていくことについて考える、ヨシタケ版ハローワークストーリーとなっている。
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「はたらくってどういうこと?」
「自分に向いているしごとってどうやって見つける?」
「やりたい仕事をするためにはどうすればいい?」
など、子どもにとっても大人にとっても悩ましい仕事にまつわる「?」の数々に、ヨシタケさんのユーモアと哲学がどんな回答を導き出すのか。子どもに本を読んでほしいパパママも一緒に是非とも読んでみてほしい一冊だ。
『おしごとそうだんセンター』(株式会社集英社)
著者:ヨシタケシンスケ
2024年2月26日(月)
1,760円(10%税込)
A5判ハードカバー オールカラー
ISBN:978-4-08-771858-4
「しごと」ってなんだろう?
地球に不時着した宇宙人がやってきたのは、ちょっと風変わりな職業相談所。
宇宙人は相談所のスタッフと一緒に、この星で生きていくこと、働くことの意味について考えはじめる。
誰もが避けて通れない「仕事」の意味を問い直し、明日をちょっと明るくする、
すべての子どもと大人のためのヨシタケシンスケ版“ハローワーク”ストーリー!
取材・文/二ッ屋絢子 イベント写真/恵原祐二 第4回『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』ベスト10書影画像提供/こどもの本総選挙事務局