お金が貯まらないのは、本当に収入のせい?
「贅沢はしていないのに、お金が全然貯まらない」
「給料日前になると、いつも生活がカツカツになってしまう」
そうなってしまうのは、なぜだと思いますか?
「会社が給料を上げてくれないから」と考えている人がいたら、〝原因〞としては合っているケースも多いのかもしれませんが〝考え方〞としてはおそらく間違いです。
かつてのわたしは、まさにそう考えていました。
「会社が給料を上げてくれれば、もっと余裕のある生活ができるし、貯金だってできるはずなのに」と、イライラしたり悲しくなったり……。その考え方が間違っていることに気づいたのが、わたしが貯金メンタルに変わる第一歩でした。
もちろん、人それぞれいろいろな事情があるので、本当に収入が足りなくて生活が苦しいという人もいるでしょうし、病気の治療費などでやむを得ない支出があるという人もいるでしょう。
この記事を読んでくださっているみなさんが、全員「わたしのケース」にあてはまるわけではないと思いますが、ここではわたし自身の経験に基づき話を進めていきます。
例えば、こんな生活をしていませんか。
● 毎月なににいくら使っているかを把握していない
● 毎日なんとなくカフェやコンビニに行くのが習慣になっている
● 自分が持っている服の枚数や内容を覚えていない
● 整理整頓が苦手で部屋が散らかりっぱなし
● 買い物のレシートや明細はチェックせずに捨てている
● ポイントが貯まると、つい自分へのご褒美を買ってしまう
●「買ったのに使っていないもの」がある
●「いま」を楽しみたいので、そのときほしいものややりたいことを最優先にする
これらはすべて、かつてのわたしがやっていたことです。
「すごい贅沢をしているわけじゃないし、仕事帰りにコンビニでお菓子を買うくらい
許されるよね」
「毎日つらい仕事を頑張っているか、ほしい服とかコスメは我慢したくない」
「若いうちは、自分のためにお金を使って自由に生きたい」
そんな気持ちでした。