「順剃り」をしてから「逆剃り」をすること
手剃りの場合、剃る方向にも注意したい。毛の流れに沿って剃る「順剃り」と、毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」があるが、必ず「順剃り→逆剃り」の順番で行うべきと竹内さんは言う。
「逆剃りを先にやってしまうと、伸びている髭を引っ張る形になってしまいます。すると、自分の肌も一緒についてきてしまうんですね。すると、カミソリの刺激が大きくなり、カミソリ負けの原因になってしまいます。
大切なのは、まずは順剃りで長い髭を落としてあげること。そのあとにもう一度潤滑剤をつけて、残った毛を逆剃りで剃るようにしてください」(竹内さん)
さらに気をつけたいのが、お酒を飲みすぎた翌日の髭剃りだ。
「アルコールを摂ると脱水して、肌から水分が失われます。お酒が完全に抜けていればいいのですが、水分が不足気味の二日酔いの状態で逆剃りしてしまうと、いつもよりも肌を痛めてしまうのです。
なので、お酒を飲んだ翌日は順剃りだけにするか、または電気カミソリで軽く剃る程度にしたほうがいいでしょう」(竹内さん)