「ふだんの仕事のダメ出しをされて、仕事の延長だった」

すでに遠い昔にすら感じられるが、2020年1月、新型コロナウイルス感染症が日本でも探知され、瞬く間に流行。その後は感染防止対策として大規模な忘年会はしばらく開催されていなかった。
しかし今年5月、コロナが「5類」に移行されたことにより、久しぶりに活気のある忘年会シーズンを迎えている。

一般企業では、社会人1年目の新人だけでなく、およそ4年目までのほとんどの“若手”が会社主催の大規模忘年会の未経験者。そこで集英社オンラインでは、若者の街・渋谷にて、初めて職場の忘年会を経験したという“社会人4年目”までの若者50人に、忘年会の感想をアンケート調査。その本音を紹介していく。

渋谷駅前(撮影/集英社オンライン)
渋谷駅前(撮影/集英社オンライン)
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「忘年会といえば、無礼講で上司にも軽口なんかを言えるものを想像してたんですけど、実際には『仕事とはなんたるか』だったり、自分の営業トークや取引先との関係性にダメ出しをされて、仕事の延長って感じがして期待外れでした」(24歳男性・営業職2年目)

「『お酒の注文は若い人が取らないと!』みたいなことを先輩に言われたんですけど、10人以上いる飲み会でそんなことを気にし続けるのは疲れるだけでつまらなかったです。結局これも仕事のうちだと割り切りましたけど、私たちにとって今まで忘年会なんてなかったわけだし、これからもなくてもいいかもしれないです」(23歳男性・営業職2年目)

取材に応じる若者(撮影/集英社オンライン)
取材に応じる若者(撮影/集英社オンライン)

「話も合わないおじさん社員たちがやたらとお酌を求めてくるから接待感があって、会社でお茶を出すのとあまり変わらないなって思いました。残業代つけてほしいくらいです」(24歳女性・事務職3年目)