特に多いのは中国人、マージンを20万円払っての来店も

年末年始の吉原の活気について、前出のソープランドのオーナーはこう期待しする。

「ウチは大晦日も営業し、正月の休みは元日のみです。東京には家庭のない人や、帰る故郷のない人が多いですからね。吉原くらいは年中無休の心意気で開いてなきゃなって思いますよ」

前出の喫茶店の従業員、Bさんも言う。

「今、吉原では海外の観光客がものすごく増えてます。かつては外国人観光客を受け入れる店なんて1店舗くらいしかなかったけど、いまや外国人客頼りの店もあるほど。特に多いのは中国人かな。ガイドの方がうちに連れてくるんですが、マージンを10万円、20万円払ってでもいらっしゃるお客さまがいるくらいですから。最近はガイドを通さずフリーで入る中国人や韓国人、欧米の方もいらっしゃるようですよ」

外国人歓迎の店も増えたという(撮影/集英社オンライン)
外国人歓迎の店も増えたという(撮影/集英社オンライン)

現場周辺を歩くと。何軒かの店前には「FOREIGNERS WELCOM」(外国人大歓迎)という看板を出している店があった。被害女性Aさんのご冥福を祈りつつ、年末年始の吉原が平和であることを願うばかりである。

〈吉原・老舗ソープ嬢殺人事件〉「店ではお客にハグしてキスするイチャラブ的サービスを徹底していた」。元風俗嬢講習師は「風俗のサービスは感情にも訴えかけるので男性が勘違いすることも。それを“色恋営業の成れの果てだ”と片付けられると悔しいし、悲しい」

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班