育毛において最も重要な「土台の整備」
「薄毛・白髪は遺伝」「一度抜けた毛穴から髪は生えてこない」「白髪はあきらめるしかない」――育毛について、このような“常識”を耳にしたことはないでしょうか。これらは「全部、間違い」です。
なぜそう言えるのか、という疑問にお答えする前に、まず「どうやって髪が生えるのか」からご説明しましょう。髪は、頭皮の毛細血管から運ばれる栄養を毛根が受け取ることで生えてきます。つまり、ハゲや白髪、ハリ・コシ・ツヤの減少といった「老け髪」の大きな原因は「土台(頭皮)が痩せていること」にあり、その解決のためには痩せた土台を潤すことが不可欠です。土台を潤す「養分」とは「血液」であり、血の巡りがよくならなければ豊かな髪は生えてきません。美しく豊かな髪を手に入れるためには、髪を抜けなくすることばかりに注力するのではなく、土台を整えることが最も重要なのです。
現代に潜む老け髪リスク
「血流」に着目すると、現代には多くの「老け髪リスク」があることに気付きます。例えば、食生活の変化。脂質の多い食べ物を多く取ったり、腸内環境を整える食物繊維が不足したり、忙しいからと添加物の多い加工食品ばかり食べてはいないでしょうか。それらはすべて、髪を育てる「土台」が痩せてしまう原因になります。
また、ストレスの増加も老け髪を引き起こします。ストレスを感じた際に歯をくいしばることで、顔と首、肩、胸の筋肉がこわばり、頭皮の血流が悪くなることがその原因です。