活動終了は「心の底で覚悟はしていた」
――戦い、一生懸命頑張っているメンバーの姿を見ることで、ファンは応援をしたいと思うんですよね。自分も気づけばどっぷりハマっていました(笑)。ラストアイドルが5月31日に活動終了となるのは、とてもショックで寂しいです。活動終了の告知を受けたときはどんな心境でしたか?
橋本 11枚目シングル『Break a leg!』の選抜メンバーを決めるバトル「ラスアイサバイブ」のとき、キャッチコピーで何度も「最後かもしれない」と言われていたので、メンバーそれぞれも勘づいていた部分はあると思います。売り上げが伸びないとちょっとやっていけないのかなと。だから最初に聞いたときに私は「やっぱりそうなの……」って気持ちはありました。
阿部 最後かもしれないとは、私も思っていました。だから、「ラスアイサバイブ」は最後のつもりで全力を出し切っていました。心の底で覚悟はしてたし、実際に発表されて受け入れてはいるけれど、全く実感がないんですよね。ラストアイドルで過ごしていることが当たり前で、それが急になくなるのは不安でもあるし、今後どうなるのか、今は想像がつかないです。
間島 コロナ禍になってからアイドルとしての活動が難しくなっていて、トーク会などをしても会いにきてくださるファンの方が減っているのは感じていました。大丈夫なのかなぁ……ってだいぶ長い間思っていて。でも、危ないのかもと思っていた期間が自分の中で長過ぎて、実際に言われた今はかえってあまり実感がないんです。6月になって、ラストアイドルとしての仕事をしなくなってから、なくなっちゃったんだなってわかるんだろうなって思います。
篠原 私は……、活動終了という選択肢はないのかなって思っていました。正直、グループよりも自分のほうが先に卒業すると思っていましたし。秋元先生の立ち上げたグループだし、いろいろな方々が関わってくださっているし、そんな大きなグループが突然なくなるってことはないのかなって。
普通は、アイドルが卒業したりグループが解散するときって、早くても半年、あるいは1年くらいかけてお別れの時間をつくっていくんですよね。今回は発表から活動終了までの時間が短くて、ファンにもメンバーにとってもそんなに突然言われても!って思った部分はあります。