「感度を上げたい!」と受けにくる女性も

――主に膣の不調の改善を求めた女性が受けにくるのでしょうか。

いえ、実はこれは私自身も感じていることですが、「ウルトラヴェラ」を受けた後は性交時の感度が格段に上がります。その効果を求めて「感度を上げたい」という目的でいらっしゃる方もいます。

――なぜ感度が上がるのでしょう。

それは先ほど説明した弾力性が良くなることと通じます。施術前後に膣内に指を入れるとより実感するのですけど、施術後の方が膣内の感触がフワフワしていて、明らかに施術前よりも膣内が狭くなったような感触がします。まるで、ヘタったクッションに綿を詰めてフワフワ感が増したような。膣内がフワフワになると、男性器が膣内の性感帯に当たりやすくなり、それで感度が増すのでしょう。

――ちなみに施術のデメリットは。

顔のHIFUでは熱傷トラブルなどの報告が上がっていますよね。HIFUの機器は皮膚に密着させて使うのですが、当て方が悪く、皮膚から機器が浮くとその部分に火傷を起こす場合があります。でも膣内は棒状の機器を入れて当てるので浮きようがなく、火傷の心配はほぼありません。つまりメリットしかありません。

強いて言うなら自由診療なので1回につき5万円〜10万円ほどかかるので、その料金をどう感じるかですね。効果は約一年持続しますが、それでコスパは良いと思うかどうか。

――施術を受ける年齢層は?

30代~50代の経産婦の方が中心ですが、20代で「感度を上げたい!」という方や、「彼から“緩い”と心無い言葉を言われて傷ついた」という20~30代の方もいたりと様々です。

アンチエイジングで膣の“不快”がなくなれば、締まりも感度も上がって“快”が増えます。膣の潤いは心の潤いですから(笑)、「ウルトラヴェラ」をより多くの方に知っていただきたいですね。

感度を高めたい女性が殺到中! 記者が体験した最先端の「膣アンチエイジング治療」_8

記者(45歳・2児の母)は、今回、取材時に「ウルトラヴェラ」の施術を受けて、現在、約3週間ほど経過。今のところ、「膣の状態がめっちゃ改善された!」という感覚はないが、普段から膣内の“ギュギュッと感”が高まったような気がし、ギューッと締めると、以前よりも力が入りやすくなったような気も。セックスの感度の変化は、術後まだいたしてないので不明!

「膣HIFUは欧米ではすでに膣のアンチエイジングとして広く知れ渡った治療法です。日本でも周知したいし、女性のQOLが格段に上がると声を大にして言いたい!」と宮本先生。

膣の不調にお悩みの方、将来に向けて膣力をアップさせたい方は、“こんな対処法もある”と覚えておいて損はないはずだ。