ダイエットせずに挑んだ15年ぶりの写真集
――去年は、15年ぶりの写真集「ramus」(講談社)も発売され、大好評です。
お話をいただいたときは、大丈夫かな…という不安の方が大きかったですね。
――なるほど。
でも担当の方がすごく考えて、「いまの後藤真希を撮りましょう」って言ってくれている。ここで、断るのは簡単かもしれない。でもこの企画のために動いてくれてるスタッフさんたちがいるわけであって、ならばやろうか…と!
いい記念になるかもしれないって、前向きに考えて受けることにしました。
どんな仕事もそうなんですけど、仕事はイヤと思ってやっちゃいけないって、思っているんですよ。やるとなったら楽しんでやる、最終的には全部前向きにする。
――仕事に対して、そういう姿勢なんですね。やると決めて、本気モードに入った感じですか?
いや、写真集を撮るからといってダイエットもしてないですし、体型のコンディションとか別に普段と変わらないままでしたね。逆にもうちょっと太ったほうがいいんじゃないかって思って、いっぱい食べるようにしたりとか…くらいですね。
今回の写真集はナチュラルな感じで撮れたらなっていうのもあったし、だからそんなに気張らずに挑みました。
――発売されて、結構な反響がありました。
ネットを中心に結構ありましたね。どうでした?
――いや、びっくりでしたね。事前に出てた表紙などの写真だけだと、中身が想像できなかったですね。通販で頼んでたんですが、発売日にデジタルで買った人の感想を見て、待ちきれずにデジタルで買っちゃいました。
ありがとうございます(笑)。そういう人、たくさんいましたね。
――正直、ハロー!プロジェクト時代とそんなに変わってない後藤さんがいたのも驚きました。体型の維持とか、がんばっているんだなと。
ああ、なんか「G-Emotion Final」(2011年12月4日に幕張メッセイベントホールで行われた「後藤真希ワンマンLIVE G-Emotino FINAL ~for you~」。このライブの後、無期限活動中止に入った)が終わった後、スタッフさんたちにまたいつかライブをやるかもしれないから「今の自分よりダメな自分にならないように、維持するわ」みたいなことは言ってたんですよ。だからやっぱり、有言実行じゃないけど、言ったからには維持しないとという、そういう意識はどっかしらであるのかもしれない。
――そういうところが、ファンは好きなんですよね。本当に完璧主義者というか…。
イヤなんですよね。自分で鏡を見て、ダメだなって思っちゃうような自分ではいたくないから。
ライブ&歌への想いを語るPart.3へ続く
撮影:キンマサタカ
取材・文責:岩岡としえ