プラズマ乳酸菌による免疫ケアを習慣化させたい
同社は、2023年3月28日、プラズマ乳酸菌を1000億個配合した機能性表示食品「おいしい免疫ケア」を新発売した。
同商品は、前身商品の「iMUSE 朝の免疫ケア」の中味とパッケージをブラッシュアップしたものとなる。
「『おいしい免疫ケア』は体だけの健康ではなく、気持ちも含めて元気に前向きな生活のために貢献したいという思いが出発点になっています。
そうなると単純にプラズマ乳酸菌の機能だけをアピールしても、伝わりません。飲料メーカーとしてはやはり、おいしさにこだわりたいと考えました。そこでおいしくケアできる商品があれば、心身ともに健康的な生活に貢献できるんじゃないかと考えたのがはじまりでした。免疫ケアは日々の習慣化が大切です。免疫ケアを習慣化してもらうフラッグシップアイテムとなるような商品にしていくことを目標にしました」(山中さん)
容量は100mlで飲みやすい量にし、味も試行錯誤を繰り返した。
「習慣化するためには、味が濃くても薄くてもいけません。またおいしくないと続けられないと思うので、おいしさとすっきり飲めるという両立を目指しました」(山中さん)
また、パッケージも赤と白が中心だったものから、爽やかなブルーと白を基調としたものへと転換した。
「前のパッケージがなんとなく薬っぽい感じでしたし、『免疫』という文字もそういったイメージもあったので、毎日の生活で取り入れやすいブルーと白の色合いでヨーグルトテイストの爽やかなおいしさをアピールできるパッケージに変更しました」(山中さん)
さらにキリンのシンボルである「聖獣麒麟」を「おいしい免疫ケア」では採用していない。
「『聖獣麒麟』のマークはブランドの信頼感として機能しますが、ビールのイメージが強い部分もあり、どうしても年代が高い方向けのものと思われることも。幅広い層に習慣化してもらうため、あえてマークを外してKIRINのみにしました」(山中さん)
6月末にはカロリーを50%オフした「キリン おいしい免疫ケアカロリーオフ 100ml」の販売がスタートし、より免疫ケアを気軽に取り入れられるようになっている。
さまざまな取り組みによりおいしい免疫ケアシリーズは、おいしい免疫ケア本体の販売好調・カロリーオフ商品の品追により、朝の免疫ケアと比較して7月単月の販売数量は、前年同月比較で約3.3倍となり好調に推移した。
「特に6本パックの販売が好調で、スーパーなどの量販店でご家庭のストックとして購入いただいています」(山中さん)