わかりづらさ、ボタン操作数の多さ…指摘が相次いだ券売機
“松屋の券売機は使いづらい”。
あるTwitterユーザーが2023年4月25日につぶやいたツイートとその写真がネットを騒がせた。
Twitterに載せられていた写真は松屋が導入しているデジタル券売機を写したもので、画面下には左からオレンジ、青、赤の順で大きなボタンが表示されている。ツイートが指摘していたのは、「決済ボタン」のようにも見える右下の赤色のボタンが実は「全取消」で、肝心の決済ボタンは左端の目立たないオレンジ色のボタンだったという点だ。しかもその表示も「注文す」と文字が途中で途切れており、ここにも批判が集まっていた。
騒動を受けてか、松屋は話題のツイートから10日も経たないうちに券売機のユーザーインターフェース(UI)を改善したようで、現在決済ボタンは右下に大きく表示され、文字欠けも修正されている。
だが、批判はこれだけではない。なんと“牛丼1杯と半熟玉子頼むだけで16回のボタン操作が必要だった”と、決済ボタンまわり以外でも松屋の券売機の使いづらさが問題視されたのだ。
そこで今回は、本当に注文までに16回もボタン操作がかかるのかを検証すべく、「牛丼1杯(今回は並盛り)と半熟卵トッピング」という条件で、実際に松屋の券売機を検証。また、比較対象として「すき家」と「吉野家」の注文方式についても検証した。