対処法はゆっくり食べること
頭痛は、30秒~60秒、長くても5分くらいで治まります。
対処法は冷たいものはゆっくり食べるようにすることです。
暑いからと、どんどんかき氷を食べてしまうと、口や喉が急激に冷えてしまい、頭痛が激しくなってしまうかもしれません。なるべくゆっくり時間をかけて食べるようにしましょう。
お店によってはかき氷と一緒に温かいお湯やお茶を一緒に出してくれるところもあるので、かき氷を楽しみながら温かいお茶を飲んで、冷えた口の中の温度を戻すようにするのも効果的です。
またゆっくり凍らせた天然の氷を使ったかき氷は頭がキーンとなりにくいようなので、そういったお店を利用するのも手です。
ただし、もし頭痛が5分以上続く、痛みが強い場合や、片頭痛が続くなどした場合は、かかりつけ医や頭痛外来を受診してください。
頭痛だけでなく、夏の時期の冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎには注意が必要です。
冷たいものの摂りすぎは口の中や喉だけでなく、内臓も急激に冷やしてしまいます。
そのため消化機能が低下したり、お腹の血管が収縮して血流が悪くなったりして消化不調の原因に。お腹が冷えると下痢やむくみ、夏バデの症状にもなりやすくなります。
かき氷が好きな人には何軒もはしごして楽しむ方もいますが、やはり食べすぎは禁物です。
1日のうちで、冷たいものを食べるときは温かいものや常温のものと組み合わせて摂るようにしましょう。
取材・文/百田なつき