iPhoneが高額で取引されるための条件
なんとも夢のある話だが、初代iPhoneは日本未発売のモデルであり、そもそも国内において所有している人は限られている。では、同モデル以外に将来的に高値で買い取られる可能性があるモデルはあるのだろうか。
スティーブ・ジョブズやジョナサン・アイブ(Appleの元最高デザイン責任者)のインタビューを行うなど、1980年代からAppleを追い続けているITジャーナリスト・大谷和利(おおたに・かずとし)さんに話を聞いてみた。
もちろん「古いiPhoneであれば、なんでも高値が付く」というわけではない。まずは高額で取引されるための条件について、教えてもらった。
「オークションなどで高値がつく条件としては、やはりほかのビンテージ品と同様に、未開封でラッピングや箱の外観、ラベルなどの状態がよいことです。基本的に状態がよければよいほど高くなる、と考えてよいでしょう。
結局のところ、コレクターや転売ヤーたちが落札すると予想されるので、そういった層が求めるモノとなると、どうしても『新品同様品』ということになります」(大谷)
先日19万372.8ドルで落札された初代iPhoneも、先述のとおり、やはり未開封かつ梱包の状態が非常に良好な状態のものだった。将来的にオークションなどを使って高値でiPhoneを販売したい場合は、なるべく封は切らずに、しっかりと保管しておかなければならないようだ。