負の活動にさせない「自治会レボリューション」とは?

「自治会レボリューションは、なにも『これまでの自治会のシステムに革命を起こそう』といった趣旨のものではありません。自治会に関わる人の『気持ち』に革命を起こしたいということから命名しました。

「自治会レボリューション」とは…
「自治会レボリューション」とは…

自治会活動にかけた時間や苦労の分だけ、子どもたちの笑顔や住人の感謝といった報酬が得られ、報酬が得られるからこそ自分の街がもっと好きになる。だから来年もまたやってみよう……無理に自治会活動を押しつけるのではなく、この好循環を創出することが大事なのだと思います」(田形さん)

自治会長の田形勇輔さん
自治会長の田形勇輔さん

「押し付けない」というのは、自治会運営のキーワードの1つになってくるだろう。同自治会では、役員になる人のほとんどが自らの立候補だという。1棟につき1人以上の役員を配置する都合上、こちらから役員をお願いすることもあるというが、無理に頼むことはない。

イベントやボランティアへの参加にいたっては、完全に任意だ。それにも関わらず、約3,000人が来場した昨年の縁日祭りには192名のボランティアが参加し、夏休み期間中のラジオ体操にはのべ1,600名が参加した。

会長の田形さんは、子どもの誕生をきっかけに「この子の故郷になる街をもっと盛り上げたい」との思いから、役員に立候補し、その翌年には会長に就任したという。コミュニティマネジメントが学べる塾に自発的に通い、自治会の在り方や健全なコミュニティ形成のためのノウハウを学んでいった。このコミュニティ塾には、中学生役員の鈴木さんも入塾。鈴木さんは総会で、コミュニティ塾で学んだことを自作のスライドを使って報告した。