SNSでの心ない誹謗中傷が途絶えなかった

「ありのままの自分」を追求しながらも、父としての責任を果たし、SNSやインタビューで自らのスタイルを発信し続けてきたryuchellさんだが、記事やSNSがでる度に、ネットでは彼への誹謗中傷のコメントがあがっていたという。

「彼が何かアクションすると、その生きざまや容姿にまつわる悪口、誹謗中傷が必ずといっていいほどあがっていた。書き込んでいたのは一定数の“アンチ”とよばれる層で、今日、自殺の一報が流れると一斉にこれまでryuchellをディスっていた自身のツイートやアカウントを削除していた」(前出・スポーツ紙記者)

ネットの書き込みより
ネットの書き込みより
ネットの書き込みより
ネットの書き込みより

直近のryuchellさんのツイートでは、「おはちぇるぅ~」という文言が定期的に書き込まれていたが、7月3日の朝には「耐えようっ」というツイートが残されている。

夜8時頃、現場マンションの前には、多くの報道陣が詰めかけていた。その数およそ約50人、ニュースを見て集まった近隣住民も合わせると100人近くが押し寄せた。

報道陣が詰めかけた現場マンション前(撮影/集英社オンライン)
報道陣が詰めかけた現場マンション前(撮影/集英社オンライン)

夜8時15分、一台のハイエースが停まり、警察官が規制線を張りだした。5分後、警察官7、8人と共にマンションからブルーシートで囲われながらryuchellさんの遺体は車内に運ばれ、ハイエースは静かに発進した。

ブルーシートで囲われて、遺体は静かに運ばれていった(撮影/集英社オンライン)
ブルーシートで囲われて、遺体は静かに運ばれていった(撮影/集英社オンライン)
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事務所は施錠されており、ryuchellさんは一人、命を絶ってしまったと思われる。

事務所付近の会社に通う40代男性は嘆く。

「今から2.3年前くらいかな? その頃はryuchellさんとpecoさん、そして息子さんがマンションの近所を歩いている光景はたまに見かけていたんですけど、去年に離婚してからはパッタリpecoさんと息子さんは見かけなくなりました。
ryuchellさんはたまに見かけていましたが、マンションの前でタクシーに乗り込むときくらいで、誰かと一緒にいたことはなく、いつもお一人でした。最後に見たのは3ヶ月前くらい。そのときもマンションの前で一人でタクシーを待っているようでした」

ryuchellさんはひとり、何を考えていたのだろうか。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班


※今、悩みを抱えているという方は、「日本いのちの電話」などの相談窓口を、厚生労働省のホームページでは、このほかにも様々な相談窓口が紹介されています。

<相談窓口>

【日本いのちの電話】

・フリーダイヤル 0120-783-556
        毎日:午後4時~午後9時
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