「結婚はまだ考えてない」
――4年前には、恋愛で「文春砲」の標的になったこともありました。BiSHが終わったらオープンに恋愛していきたいとは?
アイナ オープンに恋をしていきたいって願望はないです。どちらかというと、人を愛したい。
私、BiSHになってなかったらこんなに誕生日を祝ってもらうこともなかったし、一生分の“かわいい”って声をもらった。清掃員(BiSHのファンのこと)たちにすごく愛してもらった。しくじってもどんなに醜態を晒しても、相変わらず応援してくれる人がたくさんいて、『幸せの前借り』をしちゃった感がすごくあるんです。
歌とかダンス以外の自分も愛してもらったぶん、その愛を返さなきゃ!って思っています。
自分以外の人たちに愛を伝えたい。愛したいです。
――結婚願望は?
アイナ 結婚はまだ考えてないですね。
――歌はどうしますか?
アイナ 歌っていきたいです。歌うのが大好きだから。
ーーほかにやりたいことの候補は?
アイナ イングランドの丘に行ってコアラを見たい。イギリスじゃないですよ、淡路島の(笑)。(「淡路ファームパークイングランドの丘」には)コアラもいるし、パン作りの体験教室があったり、ゴーカートにも乗れるし景色もキレイなんですって。
小学生のときに行ったことあるはずだけど記憶にないんです。そういう場所でのんびりして、感性を育てたい。
それから、衣・食・住をしっかりしていきたい。自炊してるんですけれど、どうもあんまりうまくないみたいなので。料理も教わって、衣食住をきちんとしたいです。自分が身をゆだねられる人と場所のなかで、のんびりしたいな。
※
解散後について「のんびりしたい」「感性を育てたい」と強調していた5ヶ月前のアイナ。しかし、早くも巨匠、岩井俊二がメガホンをとった10月13日公開の音楽映画『キリエのうた』への初主演が決まっている。
ことごとくアイドルの常識を覆してきた彼女には、やはりのんびりではなく、駆け抜けながら感性を育てるほうが性に合っているようだ。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/村上庄吾