精神鑑定がおこなわれ、
刑事責任能力」の有無も問われる

昨年、正道氏と会合の席で一緒になったという近隣住民が語る。

「昨年の11月に町内の会合があったのですが、普段は政憲くんのことは口に出さないお父さんが『あいつはダメだ。人とも喋れないし人づき合いもできない』とぼそりと漏らしていました。あまり弱音を言わない人だったのでびっくりしました」

うまく人と接することのできない政憲容疑者に両親は心配をつのらせていた。
前出の親戚が語る。

「すごく悩んでいただろうな……。母親のA子はとにかく政憲を自立させる、って言っていたから。人づき合いの苦手な政憲がなんとか生きていけるようにジェラート屋や会社を継がせるんだと。とにかく子供思いだったから……」

青木家の自宅前には警察官が(撮影/集英社オンライン)
青木家の自宅前には警察官が(撮影/集英社オンライン)
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いっぽう事件後、一部の住民や記者からは両親に対して疑念の声があがっている。政憲容疑者はテレビゲームでサバイバルゲームに没頭し、その後、銃の所持許可を得てクレー射撃場に通っていた。両親も周囲に政憲容疑者が狩猟にでていたことを報告している。 

「我が子が病気と思われる行動をとりながらなぜ、銃の免許の取得を許可して猟銃を与えたのか。危険性は感じなかったのか……両親の言い分からもおそらく精神鑑定がおこなわれ、刑事責任能力の有無も問われるでしょう」(社会部記者)

周囲からは家族の深い愛情によって育てられたように見られていた政憲容疑者だったが、深い孤独を抱えていたのかもしれない。
調べに対して「以前から襲おうと思っていた。事件当日にふたりから『ぼっち』と言われたように聞こえ、恨みがつのって爆発した」そう供述しているという。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班



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