「ワンピース・オン・アイス」で最高に楽しい夏に

――今年8月、9月に開催されるアイスショー「ワンピース・オン・アイス」で、ナミ役を演じられますが、オファーを受けたときはどう感じましたか?

私が生まれたのは2004年ですけど、それよりもずっと前から『ONE PIECE』は連載されていて、私も当たり前に知っている作品だったので、そんなビッグな世界の中に入れるのはすごく嬉しかったです。

「ワンピース・オン・アイス」が開催されるという記事が出たり、姉(真凜さん)が出演するとわかったときから、「絶対に見に行こう!」と思っていました。そしたら、私にお声がけいただいて「え、見れない!」って(笑)。

キャストの皆さんは憧れている大先輩方ばかりなので、少しプレッシャーがありますけど、7月からリハーサルが始まるので、大先輩方に飲み込まれないようにしたいです。

今回はショーなので、ジャンプや技というよりは、お芝居で魅せることも大事だと思います。

もしかしたら、たくさんのすばらしいスケーターの皆さんの中から私を選んでくださった理由のひとつがその部分かもしれないので、大先輩方に「望結がいたからこのショーが成り立ったね」と言ってもらえるぐらい、リハーサルから頑張って取り組んでいきたいと思います。

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――ナミについてはどんな印象をお持ちですか?

初めて見たのはアニメのほうで、すごくきれいで美しいと思いました。でも、そんなきれいな女性なのに、しゃべるとすごく漢気とガッツがあって、みんなをまとめる力があるというギャップに魅力を感じました。

ワンピースの世界観をフィギュアでどれくらい表現できるのかというのはすごく難しいと思いますけど、そこも含めて、最高に楽しい夏になると思うので、いまからわくわくしています。

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#4に続く

取材・文/佐藤麻水
撮影/飯岡拓也

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