♯1【長野立てこもり4人死亡】「政憲は警官を撃った後に笑っていた」「刺された女性は瞳孔が開き硬直がはじまっていた」救助者が語る悪夢の殺害現場
成人式にも出席
青木容疑者の中学時代の同級生の母親は、当時のことをこう振り返った。
「部活は軟式の野球部でレギュラーでしたよ。野球部はご多分に漏れず、みんな騒がしくてやんちゃな子ばかりだったけど、政憲くんはいつも静かでしたね。練習や試合中の声出しなんかも得意じゃなくて、ちゃんと声が出せてなかったみたいね。
大人しいけど避けられたりイジメられたりとかはなくて、みんなから『あおまちゃ』というあだ名で呼ばれて親しまれてました。彼のお母さんは学校の保護者会だけじゃなく、野球の試合にも必ず来てたから、教育熱心でかなり政憲くんを可愛がってたんだと思います」
同級生の男性もこう証言した。
「野球部員や親しい友達からは『あおまちゃ』って呼ばれてました。野球部だけど坊主を強制されるところじゃないから、髪型は報道されてるような短髪って感じでしたね。高校は地元ではちょっと知られた県立の進学校に行ったんですが、成績も中の上ぐらいで、何かが秀でて目立つ感じはなかったですね。とにかく真面目で、やんちゃなんてしたことないと思います。問題を起こしたり、ましてや他人に危害を加えるような奴じゃなかったから、同級生はみんなして今回の事件を意外だって驚いてますよ。
自分を主張するようなことはなくて、友達の話を『うんうん』としっかり聞いてくれるようないいやつだったんです。成人式にもスーツを着て顔を出していて、中学時代の思い出話をした記憶があります。同じような髪型で大人しくて『ああ、全然変わってないな』と思ったぐらいです」
市議会議長まで務める父の正道氏、果樹園やジェラート店の経営に成功した母親という「派手」な両親と違って目立たないが、友達思いのいい子。周囲が政憲容疑者に抱くイメージは一貫している。
中学時代の同級生の父親はこう語る。
「ご両親は色々やられてて目立つ人たちだから、親たちのあいだでも政憲がおとなしいという話は有名でした。正道さんには年に一回ぐらいは会う機会があって、数年前に政憲くん何してるのって聞いたら『農業やってるよ』って言ってましたけどね」