実家は名士の本家、三兄弟の長男として生まれた
青木議員は2014年に初当選し、22年に3選をはたすと議長に就任した。
近所の人の話では、父親が農協の理事を務めるなど農業関係の有力者で、正道さん自身も果樹園や農薬関係の会社を経営して成功していたという。
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親戚筋の男性がこう語る。
「青木家は名士で、このあたりの青木姓の家はだいたい分家というか親戚で、正道さんが本家の名代として冠婚葬祭の仕切りなど、まとめ役を務めてきました。しかし長男の政憲は子供のころから人付き合いが苦手で、正道さんからすれば自分の後継としては物足りないと忸怩たる思いだったでしょう。すぐ下の妹は活発で東京の私立大を卒業して結婚して家を出て、5歳ぐらい離れた末っ子の弟は自衛隊に入って北海道に行きました。
政憲は農業が好きで、地元の高校を卒業後は東京の私立大学で農業を学んでいたんだけど、人間関係に悩んで中退して帰ってきたんだよね。むこうで精神を病んだという噂もある。こっちに戻ってきても人付き合いが悪いのは変わらずで、消防団や祭りの寄り合いなどには一切顔を出さないし、友達と外食したり飲みに行ったりというのも聞いたことがない。本人は最近、プラムの栽培にこだわっていたみたいで一生懸命やっていたんだけどね」
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現在、青木家に住んでいたのは政憲容疑者と両親、伯母(母の姉)の4人だったという。