「援軍」システムで最後まで変化する戦場。勝敗やいかに?
20分ほどで全ての兵コマが配置され、プレイが終了。ここからは「合戦フェーズ」として、書かれた数字の小さい「国チップ」のエリアから、勝敗を判断していきます。
まずは4コマ対2コマで敦賀の国を抑えた北条軍が勝利。「国チップ」に書かれた2点を獲得です。そして、ここからが天下鳴動の醍醐味である「援軍」システム!
勝利を収めた国に隣接するエリアに自軍の兵コマがあれば、そこに新たな「援軍コマ」が送られていきます。上の例では、2コマ対2コマで引き分けていた信濃が、「援軍コマ」が到着したことによって、赤の北条軍有利に変化していますね。このように「合戦フェーズ」では目まぐるしくフィールドの戦況が変化するので、最初は負けていた国でも逆転勝利、なんてことが起きるわけです。まさに天下鳴動!
一進一退の攻防を続け、全ての「国チップ」を回収したら合計得点を計算。得点の高い方が勝者となります。
なんと足利軍が北条軍を下し、与儀さんが勝利! マンガの主人公である北条軍を勝たせられなかった東編集、苦悶の表情です。いやぁしかし、かなりの接戦となりました。
試合を見守っていたホビージャパンの宇藤さん曰く、「与儀さんのサイコロの出目も良かったですが、やはり東さんが軍略カードを使えなかったのは痛かったですね。でも、どう転ぶかわからない、いい勝負だったと思いますよ」とのこと。「軍略カード」や「援軍」システムによって、最後まで逆転の可能性があるのも大きな魅力ですね。
「国チップ」の配置や、使える「軍略カード」の組み合わせも毎回変わるため、何度遊んでも新鮮な勝負が楽しめます。『逃げ上手の若君』と『天下鳴動』の良いところをミックスした「天下統一ボードゲーム!」、是非みなさんも遊んでみてくださいね!
後編では「天下統一ボードゲーム!」が生まれた経緯をインタビューで掘り下げます。
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