#2 はこちら
#3 はこちら

noteでの総収益は「言えないくらい」

「俺がTwitterでやってることはクリエイティブな悪ふざけ。まあ、遊びだよ、遊び。遊びとポエムをスピット(吐き出し)してるだけにすぎない」

深くソファに腰かけた男がそう語りだした瞬間、室内の空気が変わった。物腰は柔らかく静かな口調ではあるものの、そこにはやはりいくつもの修羅場を潜り抜けてきた男ならではの威圧感があった。

公営ギャンブルのオンラインサロン「新宿租界」のボス、Z李氏である。

ネット界を揺るがす“トラブルシューター”Z李の素顔に直撃。競馬予想で頭角を現し「現在の収入は?」「あなたは反社ですか?」「何故Twitterをはじめた?」との問いにZ李は…?_1
謎に包まれるZ李氏
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「Twitterを始めた理由? 特に何かをやろうと思って始めたわけじゃなく、ありのままの出来事や思ったことを投稿しようと思っただけ。月がきれいだったから、×××とお月様が一緒に映った写真をあげたらバズった。今の子どもたちってこういう危ないツイートが見たいんだなって思ったね。俺も暴走族マンガとかたくさん読んで育ったけど、その感覚に近いんだと思う。

だったら見せてやるよってことで、『取り立てナウ』って逃げる債務者を追っかけまわす悪ふざけツイートをしたり。あとは草野球のピッチャーが債務者だったら『ピッチャー金返せ!』って野球場まで足運んでヤジりに行ったこともあったな」

Twitter上で「Z李」が誕生したのは2018年頃。およそ1年後には競馬、競艇、競輪、オートレースの情報提供を行うオンラインサロン「新宿租界」が組織された。彼がカリスマ的存在のインフルエンサーとなるのに時間はかからなかった。

ネット界を揺るがす“トラブルシューター”Z李の素顔に直撃。競馬予想で頭角を現し「現在の収入は?」「あなたは反社ですか?」「何故Twitterをはじめた?」との問いにZ李は…?_2
Z李氏のnote

「もともとnoteに色々なポエムを書いてたし、物を書くのは好きだった。2019年の1月とか2月に競馬の予想を書いて売ったら1日で100万円も売り上げた。これを組織化してみんなで稼げたらと思って、仲間内でオンラインサロンを立ち上げたのが『新宿租界』の始まりだな。

2020年には、けっこう荒れる夏競馬の予想を売ったら、2000~3000万円になった。あの時はラクして儲けすぎだと思ったね。ギャンブルの空気みたいなもんを売って儲けてるんだから、これは何かで返さないとなって」