1隻作るのに半年かかるボトルシップはまるで人生と一緒。「自分を理解することが大事なんです」渡邊渚アナが超インドア趣味から学ぶこと_8
1隻作るのに半年かかるボトルシップはまるで人生と一緒。「自分を理解することが大事なんです」渡邊渚アナが超インドア趣味から学ぶこと_9

求む! 師匠

ボトルシップ製作の楽しみの一つが、ありとあらゆるものを自分の手で生み出さなければならないところです。

製作の船出のために欠かせないのが“瓶入れ作業用の道具たち”なのですが、これは売ってないので自分で作るしかありません。

この瓶入れ作業用の道具は、先がL字型をしていたり、糸を切るために刃がついていたり、瓶の中で糸を結ぶことができる秘密の道具。

これらはステンレス製の魚用焼き串をコンロの火で温め、ペンチで曲げ、焼きなましして作ります。これが本当に硬くて力のいる作業で、なかなかうまく加工できない。

焼きなましなんて人生初だし、両親だってやったことない、会社の先輩に聞いたって当然誰もアドバイスなんてくれないから、どうにか自力でやるしかありません。

普段一人が好きな人間なのに、この時ほど仲間が欲しい、私と一緒に焼きなましをしてくれる人が欲しいと思ったことはありません。

長々と語ってしまいましたが、私のボトルシップ歴はまだ2年、製作した船はまだ3つの修業中の身です。ちなみに一隻作るのに、設計図の製図から、作業の完成まで合わせると半年ほどかかります(笑)。

これからもっと腕を磨いていきたいのですが、最近自分の知識だけでは限界を感じています。

作り方の幅も広げたいし、もっとカンナもうまく使えるようにもなりたい…そろそろ脱カタツムリして誰かに弟子入りしたいです! 私の航海はまだまだ続きます!

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完成したボトルシップと渡邊アナ
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ボトルの中で作業するためのツール
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文/渡邊渚 写真/峠雄三 スタイリング/真壁いずみ ヘア&メイク/久保フユミ

洋服クレジット
ボーダーカットソー・スカート/ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター(チャンピオン)
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