TV局発のファッションブランド「Audire」。働く人たちが勇気もらえる、日本テレビ郡司恭子アナウンサーの挑戦とは_3

プレゼンは十八番。Audireの全てを担当

──「Audire」は、どのような思いから生まれたのでしょう?

今回の事業は、働く女性・家庭を支える女性たちの声を落とし込んだプロダクトを作ることが目的。情報を伝えるアナウンサーが、プロダクトを通してコミュニティを創出できるような事業にしたいと提案しました。

自身のキャリアについて考えた時に、アナウンサーという専門職の車輪は大切にしつつ、新規事業というビジネスに携わる、もうひとつの車輪を一緒に回していくキャリアがあってもいいんじゃないかと思ったんです。

上司も、アナウンス部の同僚たちも、その新しい選択と気持ちを応援したいと話してくれました。

──行動力がありますね。

こんなにもエネルギーが眠っていたんだと、私自身も気付かされました。作り手への興味は、入社以来ずっとありましたから。

私らしさとは何かに悩み、モヤモヤするゆらぎと寄り添いながら、新しい自分に出会いたい……。その思いは、商談のためプレゼンテーションに伺う先の女性たちに共感してもらえることが多いです。

──具体的に、郡司さんはどんなお仕事をされているのでしょう?

「Audire」の事業運営です。アナウンス部全体の事業として立ち上げたので、まずはアナウンサーの声を集めることが大きな仕事。

感度の高い人が多いので、デザインを考える際の大変さは感じないのですが、関わる人数が多い分、それをとりまとめる大変さはあります。

私は、アナウンサーの声をブランドの運営に落とし込むために、CEORY社との窓口を担当しているイメージです。

ECサイト・インスタグラムのブランディングや管理も試行錯誤しながら…。リーチやエンゲージ、クリック数などの分析をもとに、ビジュアル撮影の方向性・コーディネートを決めています。撮影に向けての準備、予算の進捗なども把握して事業運営しています。

ビジネスに携わるのは初めてなので、各業界で働く学生時代の友人を頼り、アパレル業界の方を紹介していただいたり、ビジネスアイデアのヒントをもらったりすることもあります。生地屋さんや、ニット工場の方とコミュニケーションを取るなど、仕事は多岐にわたります。

何をしているのか聞かれたら、本当に「全部」というのがベストな答え。ただし、「CEORY」社というアパレルのプロに、専門的な部分は助けていただいています。情熱を持って始めたことなので、苦労しているという感覚はありませんね。

──アナウンサーというお仕事との違いに戸惑うことは?

新しく学ばなければいけないことはもちろんあるんです。「SKU」とか、「フィジビリティ」とか、ビジネスで出てくる横文字は勉強しました(笑)。

ただ、プレゼンは私の十八番ですし、「Audire」はチームで作り上げている事業。他部署との連携などは、放送業務に携わるなかで培ってきました。10年間、アナウンサーとして経験してきたことが、しっかり応用できている実感はあります。

TV局発のファッションブランド「Audire」。働く人たちが勇気もらえる、日本テレビ郡司恭子アナウンサーの挑戦とは_4
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取材・文/松山梢  撮影/石田壮一  ヘア&メイク/東川綾子  シャツ・スカート/ともにAudire

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